不妊症の35%が男性側に原因があると言われていますが、その中でも約70%が造精機能障害(精子の量や質)に問題があります。
精液検査が男性側の不妊症を見つけるための第一選択です。病院によって結果の提示や詳しさは様々ですので、参考までに見てください。
検査できる科
不妊症専門の婦人科、不妊症検査のできる泌尿器科
検査できるタイミング
3~4日ほど禁欲生活した後
方法
- あらかじめ渡された容器のフタと本体にフルネームのシールを貼る
- 手を洗い、渡された洗浄綿でペニスの先を拭き1回分の精液を全量容器内に直接採取
- フタをきっちり閉めた後速やかに提出
この検査のポイント
- コンドームに出したものは不可
- 場所によっては採取室(要予約)が使える
- 体調で結果が変わる
費用
4000円ほど
結果
1週間ほどかかる
運動率や正常形の確率、それらのデータを元に「優良」などの判断が出てきます。
結果の要点
1回分の精液中にどれだけ元気で正常な形の精子がいるのかをレポートしています。
結果が悪くても生活環境やストレス改善で結果は改善しますし、漢方やサプリメントも有効です
夫はこの精液採取を今までに10回ほど行いました(検査と人工授精と体外受精時)。人工授精と同時に検査も行えます。
どんな気持ちか聞いたところ、「治療だと思ってやるから、なんとも思わない。」そうです。採取する日程が決まっていることに関しては、「人によるが、仕事を半日休める人ならいいが、普通に仕事終えてから提出するのは無理だと思う。」
夫の疑問点は精子の鮮度についてでした。採取してから2時間以内には必ず持ってくるように言われていますが、気温や時間で精子の数に変化があるのか気になるようです。教科書には精子の寿命は2日~数日。卵子の寿命は排卵してから約1日。と書かれてますが採取してからの具体的なデータは見つけられませんでした。
夫の採取場所はすべて家ですが、人によっては病院の場合もあります。これも人によると思いますが、気分を盛り上げるためにはHな本や映像は必要です。
ある大学病院の採取室では古すぎるビデオが置いてあったのを可哀想だと思った研修医が雑誌を置いて行ったというエピソードがありました。
結果うんぬんより、より良い精子が取れるようにと採取日前はマカを飲んだり、体調に気をつけてくれています。