不妊センターに通い新たに行ったホルモン検査のひとつです。採血で行える検査で月経の時期には関係しません。自費で4,200円ほどかかります。結果は他のホルモン値と同じく1週間ぐらいです。
坑ミュラー管ホルモン(AMH)は卵巣にあるまだ成熟してない卵胞から分泌されるホルモンです。卵巣内にどれぐらい卵の数が残っているか、つまり卵巣の予備能力がどれほどかが分かります。医師は分かりやすく説明する際にAMH検査を卵巣年齢と使います。
このAMHの正常値は年齢によってもちろん違いますし数値が低いから妊娠できないわけではありません。
AMH低値≠妊娠率
以下のデータは調べた中で一番分かりやすく書いてありましたので参考にして下さい。
※検査場所によって基準値が違いますので、調べた病院の医師の説明が一番正しいと思ってください。
私の値は 15.7 ng/mlで数値が高すぎて異常だという結果になりました。基準値の約3倍高かったのですから。医師が基準値の表と私の値を見ながら驚いたのを覚えています。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)であることがこの検査で分かったのです。
PCOSは診断基準があります。
- 月経異常がある
- エコー時に卵巣に小さい卵胞がたくさん見える
- 血中男性ホルモン値が高値
- 肥満
不妊治療前に月経異常(不正出血)がありました。男性ホルモン値(テストステロン)が高かったこともあります。また、人工授精(AIH)すると2・3回に1回はダブルチャンス(排卵が2つ同時)と言われていました。PCOS診断基準の①~③を満たしてます。不妊治療して2年以上原因不明だと思っていたのでようやく原因がはっきりしてホッとしました。治療方法もそのまま継続。薬で排卵コントロールしながら不妊治療を行うだけです。
最近はこの多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は増加傾向にあり、ストレスや糖代謝が原因と言われているが原因ははっきりしていないそうです。不妊治療の6~7%がPCOSというデータがあるクリニックのサイトに書かれています。
調べるとなるほどと思いますが、自分では気がつけないものですね。全部ストレスで片付けちゃっているような気がします・・・
よもや卵巣年齢を調べて私の不妊症の原因が見つかるとは思っていませんでした。ホルモンの検査は健康診断など一般の検査ではしませんので、不妊症かもと思ったら迷わず検査するべきだと思います。